まだまだ風が冷たい日もありますが、日に日に春が近づいてくるのを感じている今日この頃です。
先日見た河津桜はもうすでに葉桜になっていました。
さて、今回はインタビューや取材を成功させるコツについてお話しする3回目です。
以前の記事をまだ読んでいない、もう一回読み直したいという方はこちらから。
(5)お悩みを解決する文章にする
記事というものは読者の方が持っている疑問やお悩みを解決するためにあるものです。
これはプロフィールや挨拶文も同じです。この場合「この人はどういう人なのだろう?」「この会社はどのような理念を持っているのだろう?」「この人にお願いしても大丈夫かしら?」そんな不安を解消するためのものとも言えますよね。
そして、読者が読み終わった後に、その不安や悩みを解消すること、共感を得ることが最終的な目的になります。
(6)記事にまとめるときに心がけること
構成はその人の文章のクセや、記事の性質によっても変わってきますが、インタビューや取材で一番印象に残った言葉、それがキーワードになると覚えておきましょう。
そして私は重要なことと考えているのですが、ターゲットが同意人たちなのかということをしっかりとイメージして書くことです。
最初は色々な可能性を逃したくない、と思うばかりに、あんな人も、こんな人にも、ターゲットを絞り込めずにぼやけてしまうこともあります。
しかし、それでは、読んでいる人は誰も自分の悩みを解決してくれる記事だとは思えない、他の人に宛てたメッセージと捉えられてしまうことになりかねません。
インタビュイー自身ですら気づいていなかったかもしれない、心の奥から出てきた言葉、それこそが人の心をとらえるもの。キャッチコピーなどに使用するのも1つの手段です。
(7)記事の構成例
1つの例として、書き方を上げてみると、
1)どのようなお悩みがあると考えているのか
2)なぜ、誰のためにその悩みを解決しようと思うようになったのか
3)そのために自分ができることはどのようなことなのか
4)そのことによってどのような成果が得られるのか
というようなことを主な内容にするとストーリー性のある文章を作ることができます。
実績がある場合はこれにプラスしてお客様の声や、具体的な数字を盛り込むとさらに信用性の高い記事になります。
ときには最後のほんの1〜2行、プライベートな情報やエピソードをチラリと入れるのも手です。
例えば、趣味でこんなスポーツをしています、とか、こんなお料理が得意ですとか。
活字やネット上の情報はある意味とても無機質で顔が見えないことも多いのです。
だからこそ、ちょっとした意外な一面を見せることでグッと親近感が湧き、共感を得る手助けになることもあります。
そして出来上がった記事は必ず、インタビュイーの人にしっかりと目を通してもらいましょう。
書き手に悪気がなくとも、インタビュイーにとっては触れてほしくないこと、ニュアンスが違うと感じることだってあるかもしれないからです。
インタビュアーも「インタビュイーも納得できる記事が出来上がったときは達成感や満足感をお互いに得られることでしょう。
記事を書くスタイルにこれが正解、というものはありませんが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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