インタビューや取材へ向かうときの過ごし方

みなさま、お久しぶりの更新です。

 

おかげさまで、プロフィール・インタビューライターとしての活動も少しずつ軌道に乗ってきました。本当にありがとうございます。

 

私は普段、プロフィールの作成以外にも、クライアント様からの依頼を受けて、インタビューをする機会や、打ち合わせでお客様の会社や事務所へお伺いすることも結構あるんですね。

 

今回はインタビューや打ち合わせに向かうときの移動時間の過ごし方についてお話ししたいと思います。

 

インタビューや打ち合わせに向かう先はさまざま。都内も多いのですが、時には電車をコトコトと乗り継いで、ちょっと離れた地方へお伺いするときも。ちょっとした小旅行です。

 

そういう移動時間、皆さんはどのように過ごされていますか?

一生懸命、資料に目を通してもう一度内容を整理しようとする人、ノートブックを取り出して資料を作成したりと、仕事をする人もいれば、ただボーッと車窓からの眺めを楽しむという人もいるでしょう。

 

私の場合、インタビューや打ち合わせに向かう時ってとてもドキドキしてしまうんです。

今日お会いする人はどんな方だろう? 怖い感じじゃないといいな、期待通りのお話を引き出せるかな、私で大丈夫かしら・・・? などなど。もちろんそのドキドキにはワクワクも含まれるのですけれど、実は私、とっても小心者です(笑)。

 

そんな人にインタビューや取材を任せて大丈夫なのかと思われてしまうかもしれませんが、私は電車の中で資料を見たり仕事をするのには向いていないらしく、返ってソワソワしてしまって全く仕事が捗らなかったりするのです。

 

そこで私はいつも仕事に行くバッグに1冊の本を忍ばせて、その本を読んでいます。何度もなんども繰り返し、前から順番に読むこともあれば、思いつきでパッと開いたところを読んだりすることもあります。

 

その本とは・・・阿川佐和子さんの『聞く力』。

「なんてベタな!」というお声も聞こえてきそうですが、この本を読むととても心が落ち着くんです。

 

私なんて足元にも及ばない、大大大先輩のインタビュアーとして名を馳せている、阿川佐和子さんですが、そんな彼女ですら、未だにインタビューの前にはドキドキするのだそう。そんな言葉に私は勝手に同じ思いを重ね合わせてホッとすることができます。

 

「あの阿川さんでさえそうなのだから、私がドキドキしたっていいじゃない!」

と、開き直りというか、腹をくくることができるのです。

本の内容は、今までの失敗談や成功例もあれば、インタビューに向かう際に阿川さんが心がけているちょっとしたコツも書かれています。

 

移動時間は私にとって、小心者の怖がり屋さんから、インタビュアーに変身する時間でもあるのです。

 

それと同時に、このドキドキ感がなくなってしまったら、きっとインタビュアーとしての成長はないな、とも思っています。

いつまでも未知なるものへの不安と期待を抱えて、好奇心を持ってインタビューや取材に臨めるライターでありたいのです。

 

これは私のような職業の人に限ったことではないでしょう。これから商談へ向かうビジネスパーソン、面接へ向かう就活の学生さん。いろいろな人にお勧めしたい本です。

緊張するのも当たり前、不安を抱えることも当然のこと。そんなもの微塵もない、自信満々の時にこそ落とし穴ってあるものです。そう思いませんか?

 

今日も素敵なドキドキとワクワクに巡り会えますように。