昨日は、蔵前にあるmaitoの草木染めワークショップへ行ってきました。
以前、テキスタイルデザイナーのブランドで草木染めはずっと見てきたけれど、自分で染めるのは初めて。前からやりたいやりたいとは思っていて、ついに手を出してしまいました。ワクワク、ドキドキ!!
今回は茜染です。茜草の根っこを完走したものを細いチップに砕き、グツグツと煮出して染色液を作ります。
草木染めとはどういうものか、実際に染める時の細い手順やコツを丁寧に教えていただきました。
先生はmaito design worksの代表、小室真以人さん。お話を聞いていて、この人は本当に織や染といったモノづくりが大好きなんだなぁ〜ということが、ひしひしと伝わってくるんです。
一人ひり染める前にストールとなる記事を選ぶのですが、それぞれが選んだ記事を見て、「これは〇〇の△△さんが織った記事なんです」「これはとても成形するのが大変だったんですよ」「これはとても肌触りが良い生地です」と説明しながら見せるなんとも言えない表情。
生地と機屋さんへの熱い想いと愛情が感じられて、こんな風にモノづくりをするって本当に素敵😍 心からそう思えました。
私は綿麻のカラミ織をチョイス。麻は湿気の多い時は水分を吸収してくれて、乾燥している時は水分を放出してくれます。カラミ織はタテ糸を絡ませながら織る生地なので、ふっくらとした厚みがありつつ、透け感もある生地です。使っていくうちにクタッと馴染んでくるのも楽しみです。
茜色は色辞典で調べると少しダークな色味のことを言うみたいですね。でも実際の茜で染める色はまさに夕空の色。日本古来から愛されてきた色です。草木染めって鮮やかな色を出すのが難しいと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
色彩がとても鮮やかだった平安時代の染も全て天然の色素ですから、日本の伝統色は天然の染で出せる色なんです。
今回私はグラデーションをつけて染めたのですが、雰囲気を楽しみながら全然考えずに染めてしまったので、染の出来は……😅。
薄い色から染めるべきだったなあとか、境目をもう少しぼかしたかったなあとか。
まっすぐ平行につけていなかったのか、ガタガタの線になってしまったけど、まぁ、これもご愛嬌。だってストールとして首にクチュクチュと巻けば、そんなこと気にならないでしょう?
また近いうちに違う色でも参加したいと思える体験でした。
maito design works